スターウォーズ

スター・ウォーズ

フォースと共にあれ(無駄使いは厳禁)

旧三部作を基に……いや、何かが違う

スターウォーズといえば、説明するまでもない超名作映画。
もちろん日本でもヒットしたこの映画、そのエピソード4(1作目)を基に作られたのがこのゲーム。
エピソード4~6の主人公、ルーク・スカイウォーカーを操作して敵を倒しながら進んでいくアクションゲームになっている。

内容はオーソドックスな横スクロールアクション。……ただし、難易度は結構高い。
まず最初に驚くのは操作性。気持ち悪いくらいに滑る移動、ライトセイバーの射程はルークの隣1マスのみ。貯めたフォースを用いて使える技は操作し難い。
そのうえステージによっては不安定な足場や初見殺し、広大な迷路など、無駄に多彩なギミックが多い。これら各要素が相まり、全体的に高難度となっている。

しかしむしろ特筆すべきは、難易度ではなくストーリーだ。
基本的にエピソード4を基にしているが、色々と異なる点もある。
一番の相違点(というか突っ込みどころ)は、各ステージ最後のボス。
見た目はダース・ベイダーだが、実は別の「○○ベイダー」という謎の生物が擬態している姿である。(もちろんこのゲームオリジナルキャラ)
ステージ1からして、ボス戦闘前にいきなり「オレサマ ハ サソリベイダー ダ」と話しかけてくる始末。(なお、原作にはサソリベイダーはもちろんサソリすら登場しない)
自ら本物のダース・ベイダーではないと名乗る潔さは面白いが、なぜスタッフはサソリを選んだのだろうか。……おそらく、ステージ1が砂漠の惑星タトゥイーンだから、という安直な理由な気がするが。

次々現れるベイダー卿

そして細かい(一部大きい)ストーリー上の矛盾点を頭から追いやり進めていくと、続々と出てくる偽物ベイダーたち。(もちろん全てこのゲームのオリジナルキャラ)
ステージ3のクラドスベイダーはサソリと同じく実在の鮫をモチーフにしているため、まだマシだ。ステージ5のワンパベイダーも、映画エピソード5冒頭で出る獣「ワンパ」をモチーフにしていると思われ、これも氷の惑星のボスとしては自然だ。
だが、ステージ2のボスは問題外である。その名は、「ギャオスベイダー」
……ギャオス、というと例の特撮怪獣映画のアレしか思い浮かばないうえ、ギャオスベイダーの正体はもうそのままアレ。なぜスタッフはギャオスをモチーフとしたのか、サソリ以上に謎が残るチョイスである。

意外とプレイしてみると面白い

辛辣な感想を多く書いたが、総括してゲームとして見ると「まとまったゲーム」である印象がある。
操作性はある程度プレイすれば慣れるし、フォースは使い所を考えて進める楽しさもある。
最終ステージ(このステージのみ、高速縦スクロールシューティング)はスムーズにクリアするには道を暗記する必要があるものの、ハードモードである「PRO MISSION」ですら慣れればステージ1からノーコンテニューでクリア可能である。
ストーリーは上記で触れなかった「オビ=ワンが簡単に捕まっている」、「チューバッカが片言で話す」などとても気になる点は多いが、一応原作を再現している点もある。
矛盾点に苦笑いしつつ操作に慣れていけば、意外と楽しめるソフトではないだろうか。

……ただし原作映画の熱狂的なファンが軽い気持ちでプレイすると、難易度&ストーリーの突飛さにより暗黒面(ダークサイド)へ堕ちる可能性があるため、「これはジェダイの修行なんだ」と思い込んでプレイすることが必要であるかもしれない。May The Force Be With You。

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