メタルギア

メタルギア

世界的に有名なシリーズ、第1作目

第1作目、なのだが……

本作はメタルギアシリーズの第一作目、MSX2ソフトのメタルギアをファミコンに移植したものだ。
ステルスゲームのパイオニアとして名高いメタルギアシリーズについては、説明は省略。
ファミコン版は純粋な移植作品ではなく、当時多々あった移植時の謎変更が多く見受けられる。かの小島監督はこの移植版に関与しておらず、「ファミコン版は本当にクソ」とまで言っている始末。
その悲惨な移植内容によって、本作はアンタッチャブルなクソゲーとなってしまっている。

移植にありがちな謎の変更(劣化)点

ストーリーについて簡単に触れると、以下のような内容だ。
「敵要塞アウターヘブンに潜入、最終兵器メタルギアを破壊せよ」
特殊部隊フォックスハウンドの隊員であるソリッド・スネークは、謎の兵器メタルギアを破壊するため敵の要塞へ単独で潜入する。
さすがにファミコン移植版でも、このストーリーについては(おおむね)変更されていない。問題は他の劣化移植部分にある。

まず気になるのが、敵などの配置が変更されていること。そもそも変更する必要があったのかすら怪しいが、オリジナルでは絶妙な配置をされていた場所が明らかに理不尽な配置に変更されている。「難易度が高い」と「理不尽でめんどくさい」は別物、ということを理解していないかのようなクソ調整だ。
そもそもMSX2のメタルギアは、ハードスペックの都合で派手な演出やアクションが難しかったため、そこを逆手に取って敵から隠れて進んでいくシステムを考案したとされている。その後もメタルギアシリーズで脈々と受け継がれている「潜入」という点について、敵の配置は非常に重要なポイントである。この部分をあえて劣化させて移植しているあたり、移植ゲーにありがちなクソゲーポイントだ。

そして一番の突っ込みどころ

さて、敵の配置をはじめ多々劣化移植点はあるのだが、一番の問題はそれらではない。ファミコン移植版で一番の問題は、「メタルギアが登場しない」という点だろう。そもそも主人公ソリッド・スネークの目的は、メタルギアを破壊すること。そのメタルギアが登場しないとは、どういうことだろうか。
オリジナル版ではもちろん、ゲーム終盤でメタルギアが登場する。が、ファミコン版ではなぜかメタルギアの代わりに「スーパーコンピュータ」という謎のマシンが突如出現。本来のメタルギアを倒すための攻略方法も消え、ただの動かない物体となってしまった。

この時代、アーケード等々からの移植ゲームは多くあったが、それらは大概謎の変更が行われていた。メタルギアもその被害者のひとりとなってしまったのだろう。
ちなみに、このメタルギアはメタルギアソリッド3などに収録されているが、当然収録はオリジナルのMSX2版。このファミコン版はほとんど表舞台には出てきていない。小島監督が関与していないことからも当然かもしれないが、クソゲーマーならぜひ両方をプレイしてクソ移植っぷりを楽しんでほしい。

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