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第7章 のしかかりのしんりゅう
最終決戦に向けて
前回までで大魔王ゾーマを倒したので、やるべきはあと1つ。
「しんりゅう」の討伐。
まずは下準備として全員の防具を最強装備にします。
といってもゾーマ戦の際とほぼ変わりませんが。
さて、しんりゅうのデータ。
HP:7300
ランダムで1~2回攻撃。
たたかう:通常攻撃。といっても150程度喰らう。
しゃくねつ:全員に100前後のダメージ。強烈。
こごえるふぶき:全員に80前後のダメージ。しゃくねつよりはマシだがキツイ。
イオナズン:全員に50前後のダメージ。ラッキーターン。
かみくだく:単体に150オーバーのダメージ。全体攻撃とセットだと一人死ぬ。
のしかかり:全員に150前後のダメージ。喰らったら勇者以外は瀕死。
強制睡眠:単体に強制睡眠。ザメハする余裕はないので1ターンで起きることを祈る。
いてつくはどう:超絶ラッキーターン。
基本的に、のしかかりが来ると誰かしらは死にます。
のしかかり→しゃくねつ、とかなら勇者以外は死亡確定。ゲームオーバー。
このあたりは運ゲーです。
睡眠も縛りにより殴れないしザメハする余裕ないのでシカト。
運ゲーです。
戦法としては、
①ライデイン・メラゾーマ・メラゾーマ・ベホマラーを連打しまくる攻撃型。
②魔一人がモシャスで僧侶になり、二人ベホマラーの防御型。
のどちらかです。
熟考した結果、①で行くことにします。
どうせ回復役が2人いたって、1ターンで殺されることもあるんだし。
速攻撃破型でいきます。
メラゾーマが一発180程度なので、1ターン平均350程度のダメージ量。
これを続ければ20ターンちょいで倒せる計算ですが……上手くいくかどうか。
勇者もライデイン(80程度)連打するので、もっと早くいけるか?
しんりゅう戦、開始
……勝てない。
いいところまでは行くんだが、どうにものしかかりが異常すぎる。
のしかかりされたらこっちはほぼ瀕死、その後全体攻撃でも来たらジ・エンド。
だけど、無理ってほどではない……かな?
うーん、のしかかりがどうにかならないものか。
これさえなければ、相当楽になるんだけどなぁ。
嫌がらせかと思うくらい強い、強すぎる。
魔法使いたちの貧弱っぷりと相まって、もはやのしかかりは地獄への特急券。
想像以上に回復に追われるので、勇者もなかなか攻撃できないし。
幸いなのは、メラゾーマに耐性がなく攻撃が通ることくらい。
乱打戦も乱打戦、一瞬も油断できない手に汗握る対戦です。
そして伝説へ
のしかかりに泣かされながらも不屈の精神でひたすら戦闘を重ね、20戦目くらい。
途中運の良いことに魔1が連続強制睡眠のターゲットとされ、そのスキに他メンバーで攻撃を続けます。
おそらくしんりゅうの残り推定HPもあとわずか。
魔法使い2人は死にまくりですが、機転を利かせた勇者のベホマと僧侶のザオリクによって即復活。おお、勇者、また活躍してる。
魔法使いはともかく、僧侶が死んだら速攻で生き返らせなければなりません。
魔法使いほどではないにしろ、それなりの頻度で死んでしまう僧侶。
復活手段は勇者によるザオラルですが、これもなんと2連続で成功。
さらに強制睡眠を1人に連続で行ったり、いてつくはどうを結構な回数行ったりで、ラッキーターンの連続。
調子がいい……これはいけるか!?
が、ここで毎回恒例である勇者のMP切れ。これで彼はただの肉壁。
そして攻撃を続けていた魔法使い2が死亡。僧侶のMPはわずか。
ここは……魔2は捨て、もう一人の魔法使い1を最大限に援護します。
かみくだきが肉壁に当たり、魔1も余ったMPでメラゾーマ連打。
僧侶のMPも尽きかけた……そのとき、魔1のメラゾーマが命中。
……しんりゅうを撃破!!!
勇者は瀕死、魔2は死亡。魔1も瀕死、もちろん僧侶も瀕死。
あとメラゾーマ一発分HP残ってたら無理だったかも。
20数戦目にして、やっと倒しました。
なんとかかったターンは28ターン。
当初の予定よりもかなり長引いてしまいました。
しかし……撃破成功!
武器を捨てて魔法のみで大魔王を撃破、さらにしんりゅう撃破まで達成した肉壁勇者一行。
しんりゅうを倒すと、願いをひとつ叶えてもらえます。
・新しいスゴロク場を作る
・父オルテガを生き返らせる
・エッチな本をもらう
……野郎ばかりの集団がどの願いを叶えたかは、言うまでもないでしょう。
魔法旅、これにて、完結!